日時計とは? - アクセサリー感覚で楽しめる日時計・星時計の紹介


アクセサリー感覚で楽しめる日時計・星時計を紹介

太古の昔、誰かが気づきました。太陽の下で地面に棒を立てると影が出来る。
その影の長さは刻々と変化する。日の出から日没までの間で、その影が最も短くなった瞬間が、太陽が最も高い位置に来たことを意味することも知りました。 つまり正午です。

しかもこの瞬間の影の長さは、季節とともに刻々と変化することにも、古代人たちは知っていました。

ところで、時計(TIMESPEC)には大きく大別すると3種類あります。まずは、現在の瞬間を表す時計。
もうひとつは、ある瞬間からある瞬間までの経過を表すもの、つまりタイマーです。
最後は、今日が一年のうち、いつ頃に相当するかを知るもの、つまりはカレンダーです。

そうです、人類初の日時計、というか人類が生み出した初のTIMESPECはカレンダー時計だったのです。ここから暦が誕生したのです。
そして、種まきや収穫の時期、さらに1年のうち、いつ頃に洪水などの災害に襲われる確立が高いかなど、古代人たちはほぼ正確に把握していたのです。

文明が日時計を生み出した瞬間です。・・・いえ、日時計こそが人類に文明をもたらしたのかもしれません。
その後、日時計は刻々と改良・発展したのは云うまでもありません。私たち人間は紀元前から時計を駆使していたのです。

機械式時計が出現する前まで、日時計は人々にとっては必需品であり、貴夫人たちの間では携帯用の小さい日時計を持ち歩くのはステイタスでもあり、お洒落アイテムでもあったのです。

ヨーロッパでは現在でも街のあちこちに日時計を見かけます。この日時計の発見が私たち人類に与えた影響がいかに大きいものであったか、西洋人たちは深く理解し、その叡智に深い尊敬の念を抱いているからにほかなりません。
さらに、日時計が持つ魅力的な造形は、今でも多くの人々の心を魅き付け、日時計を製作する日時計作家が活躍しています。

日時計の造形そのものが、深い知性の象徴であり、不思議な理性と落ち着きを与えてくれるものだと云われています。

時計の針はなぜ右回りなのか・・・?それは、日時計の陰の動きに由来していると云われます。

日時計は、私たち人間にとって、大いなる始まりの機器だったのです。
この知性の象徴である魅力的な造形は、きっと持つ人を不思議なエネルギーで包んでくれることでしょう。


Sine sole nihil.
太陽が無ければ何も存在しない
(ヨーロッパ某所の日時計に刻まれた銘文)